クラブについて
ABOUT
基本方針
1.一人ひとりの選手に目を向けます
私たちは「チーム」ではなく、一人ひとりの「選手」に目を向けます。一人ひとりの選手を大切にし、可能性を信じます。
例えば、1人の選手が失敗をしてしまい、チームが負けてしまうこともあります。しかし、その選手が自分の判断で思い切ってチャレンジした結果ならば、それは仕方がありません。チャレンジしたことを認め、褒めて伸ばします。目先の勝敗だけに目を奪われるのではなく、一人ひとりの選手が大きく成長する機会を大切にします
MEMO鷗州サッカークラブの目指す“良い選手”とは?
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クリエイティブな(自分で判断してプレーする)選手
指導者の指示通りプレーすれば、勝つ確率は高くなるかもしれません。しかし、それでは「自分で判断してプレーする」というサッカーの一番の楽しさを奪ってしまうことになります。クリエイティブな選手を育てるために、自分で状況を見る力(観察力)・状況に合わせてベストなプレーを選択する力(判断力)・自分の意思を仲間に伝える力(コミュニケーション能力)、そしてそれを実践するための技術(スキル)を身につけさせます。
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豊かな人間性を持った選手
自分で考え、自ら行動できる、自立した選手を育てます。また、チームやグループとしての活動を通じて、「ルールを守る」「挨拶をする」「自制心を持つ」などの社会に適応するための社会性を養います。
2.長期的な視野に立ち、生涯にわたってサッカーを愛せる人間を育てます
幼児や小学生の試合では、卓越したキック力や走力を持った選手は、試合の結果に大きな影響を与えるかもしれません。
しかし、良い選手を育てるためには、大人になっても必ず残る「財産」を身につけさせることが大切なのです。
私たちは豊富な知識と経験に基づき、選手が将来大きく成長できるよう、一人ひとりの発育に合った指導をします。
MEMO鷗州サッカークラブの積み上げてきた歴史が確かな成果を生んでいます
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様々なスポーツに通じる基本的な運動能力の向上
鷗州サッカークラブの卒業生には、サッカーだけでなく野球やバスケットボールに転向し活躍している選手も少なくはありません。
リオデジャネイロオリンピックの男子 4×100mリレーの第一走者として銀メダルを獲得した山縣 亮太(やまがた りょうた)選手もそのうちのひとりです。
私たちはサッカーというスポーツに限らず、子どもたち一人一人が「好きなこと」「夢中になれること」「夢や目標」をサポートします。
また、サッカーに必要な技術や判断力だけなく、どのスポーツにおいても重要な「走る」「跳ぶ」「くぐる」など、基本的な運動能力の向上も目的としています。
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鷗州サッカークラブを巣立った選手が、コーチとして活躍中!
小学生のころ、鷗州サッカークラブのスクールコースに通っていた選手が大人になり、鷗州サッカークラブのコーチとして帰ってきました。
「サッカーが好き」という気持ちを大切にしてきた結果です。25年目を迎えた鷗州サッカークラブは、今後も子どもたちに夢を与えていきます。
大切にしていること(「心」と「からだ」のつながり)
「心の栄養」は足りていますか?
たくさんの仲間と、泣いたり、笑ったり、怒ったり、寂しがったり、傷ついたり……。それが、「心の栄養」です。
一人遊びしかしていない子どもは、「心の栄養」が足りないまま、大人になっていきます。仲間と衝突することもないため、情緒をコントロールする必要がありません。集中や意思・感情をつかさどる前頭葉が未発達なままだと、「キレやすい」「対人関係がうまくいかない」「異性愛が育たない」などの障害が出てくるのです。
前頭葉は5〜12歳で急激に発達しますが、この時期に、チームプレーや判断力を要求されるサッカーに取り組むことは、将来子どもたちが自立するための基礎作りになります。
子どもたちに求められるもの
時代の流れと共に、子どもの遊びは、テレビ・DVD・コンピューターゲームなど、室内で、さらに少人数(同性・同年齢)で楽しむものが多くなっています。子どもたちは遊びからたくさんのことを学びますが、ゲームなどの場合は、心やからだを育てるよりもパターンの習得が主で、社会性が要求されません。失敗してもリセットすることで、その重みを感じることなく繰り返されてしまいます。
時間・内容を大人がコントロールしなければならなくなった今、子どもたちには強制のない自由な遊びやスポーツが求められます。からだを動かすことや、人のかかわりをすることが、元気でたくましい子どもに育つことばかりでなく、社会性や協調性を身につけることにもつながります。
子どもたちの発育と発達
まだまだ幼い子どもたちでも、からだ・神経・精神の発達はすでに始まっています。特に、幼児から小学校低学年は、たくさんの動作を身につける重要な時期です。
動作の習得は、脳の神経系でコントロールされます。神経細胞は枝のように分かれながら伸びていきます。赤ちゃんの神経細胞はlまだ配線がない状態(1)ですが、さまざまな運動をして刺激を与えることでどんどん枝分かれし(2)、複雑な回路となっていく(3)のです。
幼いころからからたくさんの運動を経験し、神経細胞にたくさんの枝ができれば、いろいろなスポーツに対応できるようになります。さまざまな動作が含まれているサッカーは、スポーツの土台作りには最適なスポーツです。
MEMO子どもたちへの接し方
- 自分自身でいろいろなことをさせましょう。
- 「これはダメ!」と先に言うのではなく、失敗した時に“何が良くなかったのか”を見つけ、修正していきましょう(先に答えを教えるだけでは、学習していきません)。
- いろいろな場面で「待つ」余裕を持ちましょう。
- 子どもは失敗してもいいのです。大いに失敗をさせてあげましょう。失敗からさまざまなことを学んでいきます。失敗する前に先回りして手を差し伸べていたら、大事な機会を彼らから奪うことになります。
- 分かりやすい言葉で、穏やかに話すようにしましょう。
- 上手にできた時には、必ず褒めてあげましょう。
- 子どもの目線になって接しましょう。
サッカーの場以外でも……
自立
…自分のことはなるべく自分でさせましょう。
社会的ルール・マナー
…挨拶をしましょう。大きな声で返事をしましょう。「ありがとう」「ごめんなさい」を言えるようにしましょう。
友達作り
…たくさんの友達と遊びましょう。いろいろなかかわりの中で、衝突(けんか)することも大事な経験です。
子どもの発達は個人差が大きい
育成年代(幼児〜小学生)では、どうしても避けて通れないのが発達の個人差です。運動能力や体力など発達の個人差が大きいことから、プレーヤーの一人ひとりを育てていく「個の育成」が求められます。また、知的側面や精神的側面においても個人差があります。一人ひとり個人として接し、子どもが今どのような段階にいるのかを理解し、その子どもに適した環境作りを心がけなければなりません。
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U-6(6歳以下)
「遊びの時代」この時期に大切なことは、遊びです。遊びの中のいろいろな運動が子どもを熱中させ、遊びに必要な運動が、さらに発達していくための基礎を作ります。遊びは、身体的側面だけでなく知的側面や社会性の発達にも大きく影響します。好奇心によって駆り立てられる自発的な活動を、思う存分させることが大切です。また、遊びの中での仲間同士のトラブルの経験は、社会性の発達にとって極めて重要な意味を持ちます。 -
U-8(8歳以下)
「学校生活のはじまり」プレ・ゴールデンエイジ
家族や家を中心地とした生活から、学校を中心とした、新しい生活へのスムーズな移行を援助してあげることが大切です。この年代の特徴は、”運動への喜び””無頓着””何の疑問もなく知識や能力を身につけること”です。さらに、徐々に相手の立場を理解できるようになってきますが、まだ大人に依存した仲間関係が中心です。身近にいる大人を全面的な権威を持つ存在として捉えて、大人の見方を取り入れようとします。大人はこの責任をしっかりと意識しなくてはなりません。
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U-10(10歳以下)
「本格的な思考力の発達」ゴールデンエイジに向けてスタート
筋道を立てて推論していく本格的な思考力の発達が見られる時期です。「ギャングエイジ」とも呼ばれるこの時期は、同性仲間からの承認や子ども集団への所属欲求が強まりますが、その中から、社会生活で必要なことを学んでいきます。この年代では、ゴールデンエイジに向け、多面的な運動経験を通してコーディネーションの習得が中心となります。子どもたちが生涯を通じてスポーツに取り組んでいくベースができるように、成功経験を与えることが大切です。
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U-12(12歳以下)
「ゴールデンエイジ」学習のために最高の年代
この年代は一般的に、「学習のために最高の年代」といわれています。運動テクニックをマスターするためのキーとなる段階です。一生に一度だけ訪れる「即座の習得」を備えた動作習得にとって最も有利なこの時期は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、世界中どこでも非常に重要視され、サッカーに必要なあらゆるスキル獲得の最適な時期として位置付けられています。しかし、この「即座の習得」は、それ以前の段階で様々な運動を経験し、神経回路を形成している場合にしか現れません。だからこそ、「ゴールデンエイジ」の前の段階の「プレ・ゴールデンエイジ」も重要になるのです。
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U-14(14歳以下)
「身体の変化と自我の発見」身につけた技術を再構成
身体の急激な変化に伴い、心の状態も不安定になる時期です。新しい技術の獲得には適していませんが、成長ホルモンの影響を受け、体力的な能力の発達のテンポが早くなってきます。特に、持久力を改善していくのに適した時期です。また、スピード能力の向上率が高い時期でもあります。これまでに身につけた技術を、さらに粘りとスピードのある技術に再構成していくことが、この時期の課題です。「自我の発見」が訪れることにより、些細なことに怒りを爆発させたり、ふさぎ込んだりと、感情の起伏が激しくなるのもこの時期の特徴です。
一般社団法人AIC鷗州スポーツクラブとは
鷗州サッカークラブは、1995年に鷗州コーポレーションが開校したサッカークラブです。
現在では、幼児から中学生までの幅広い年代が、広島県内10か所で活動する広島県内最大規模のサッカークラブとなりました。
サッカーという団体競技を通じて、子どもたち一人ひとりと向き合い、スポーツの楽しさを伝え、仲間と助け合いともに成長する喜びを学ぶことのできる環境を提供し続けてまいります。
正式名称 | 一般社団法人AIC鷗州スポーツクラブ |
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創部 |
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